Bicycle Standard Face by 2016
記念すべきデックレビュー第1弾は、ザ・スタンダード「Bicycle」のデックです。
新品を開封していきたいと思います。
このデックは普通に遊戯として遊ぶのは勿論、カードマジック用デックとして世界中のマジシャンから愛され、使用されています。 選ばれている理由として
などがあげられます。他のサイトでも「マジックを始めるならとりあえず、Bicycleを使おう」と書かれているサイトが多いです。 実際に、そのトランプのスペックを紹介していきたいと思います。
前面
背面
前面に大きく「Bicycle」とかかれ、スペードのエースが印刷されている印象的なパッケージ。
製造された時期により、箱の枠の色が違ったり、「FREE APP」のバッジが印刷されてたりします。
2009年頃以前はこの背面のデザインは使われておらず、カードの裏面の模様がそのまま印刷されていました。 製造会社の工場移転を機に、この外観の箱が登場するのですが・・・またそのあたりの詳細は別の記事で触れようと思います。
箱の中身には、エース、ダイヤ、クラブ、ハートの1からKまでの52枚。
そして、ジョーカーが2枚入っています。このジョーカーは1枚が色付きで、もう一つがモノクロのジョーカー。
モノクロの方は、製造会社による初期不良のカードが入っていたら返品できますという旨の説明が書かれています。
そして、もう2枚のカードは広告カードが入っています。
製造会社のWebサイトへアクセスすると、カードを使った遊び方が紹介されていますという説明ですね。
このカードは特に使わないので捨ててしまっても問題はありません。
背面はこんな感じ。
天使が自転車に乗っていますね。だからBicycle(自転車)。これ以外にも様々な自転車のデザインがあります。
その他のBicycleのデザインは、また追々紹介していければと思います。
少しわかりにくいのですが、断面は少しケバケバしています。
普通にゲームして遊ぶ分には問題ないのですが、この断面のせいでBicycleのデックは若干横からインクが溶け出しやすいです。
長時間マジックの練習などをしているとわかるのですが、このインクが溶けるせいでだんだんとカードが滑らなくなってきます。
Bicycleは製造年によって品質にばらつきがあり、年によってはこのような場合もありますが 勿論すべてのBicycleの品質がこのようなわけではありません。きれいにカットされてるデックもあります これに限っては運の要素もあるので難しいところ。もっと良いデックが欲しい人は、値段はかかりますが高品質デックを買いましょう。 それもまた後に紹介します。
カードデックのスタンダード、Bicycle。
総評としては以下の感じです。 ※個人の見解です
なお、今回のこのデックがこれ以降のデックレビューの標準点となるので、スコアは全体的に平均点になっております。
内容 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
価格 | ★★★★★ | 400円前後。安い。この値段でこのクオリティはスゴい。ネットで探せば、ダースで買うと1デック300円切るところもあります。 |
薄さ | ★★★☆☆ | 以降のレビュー基準となるのでこの点数。 |
コシ | ★★★☆☆ | こちらもレビュー基準となるのでまずは平均点。硬すぎず柔らかすぎない硬さです。 |
滑り | ★★★☆☆ | 開けたては問題なくカードも滑り、ファンもしやすいです。 |
ファローのしやすさ | ★★★★☆ | カードを互いに入れるファローは問題なくできます。シャッフルに問題なし。 |
カットの方向 | 表 | トラディショナルカットです。最近のBicycleはモダンカットと言われていますがそんなことはありませんでした。 |
指先でのカウント | ★★★☆☆ | エッジが若干ケバケバしてるのもあり、少し数えにくいです。2枚一緒に取るような場合、少しモタモタするかも。 |
最初ということで、一番スタンダードなデックを選びました。
これからは、様々なデックを紹介していきたいと思います。
このBicycleのデック以外にもそうですし、同じBicycleでも色んな種類のデックがあるので、それも含めて。よろしくお願いいたします。