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Deck review

エッジの輝きはため息が出る美しさ。Future Bar Holographic Gilded

エッジの輝きはため息が出る美しさ。Future Bar Holographic Gilded

先日当サイトで掲載させていただいた、本根康之さんのインタビュー記事。 そこでご紹介した「Bicycle Future Bar Holographic Gilded」をみなさんにご紹介します!

Overview

先日のインタビュー記事をご覧になった方はすでにご存知の方も多いと思いますが、 本根康之さんがデザインされたBicycleは「OWL」と「Future Bar」の2種類があります。

そして、そのFuture Barには通常版とHolographic Gilded版の2種類が存在しております。 当サイトでも、通常版の紹介は以前の記事でさせていただきました。

本日は、もう一つの方である「Holographic Gilded版」についてご紹介します。 こちら、基本的なデザインやカードの種類は同じなのですが・・・!

カードのエッジに施されたプリズム加工が大きな変更点となっております。 きっと見た方は驚かれること間違いなしです!

外観

前面 箱前面

タックケースは基本的に通常版と同じなのですが、ケースのスリーブには「Holographic Gilded Limited Edition」の文字が。 これが普通とは違うものであることを物語っております。

背面 箱背面

背面も同じデザイン・・・とおもいきや! クロージャーシールのデザインがよく見ると違うことに気づきます。 ホログラフィックを意識した、キラキラしたデザインになっています。

ちなみに通常版の方のシールはこちらです。こうして見比べると違いは明らかですね。

カードフェイス

カード表面

カードの構成は通常版と同様にです。レプリケートのJokerが2枚、ブランクフェイスが1枚に、本根さんの広告カードが1枚。 絵札は、未来の酒場でみんなが楽しそうにお酒を飲んでいる様子が描かれています。

カードバック

スプレッドした画

カードの背面も同様に同じです。 鮮やかな色彩で描かれた、宇宙に浮かぶ未来の酒場がプリントされています。

カード表面

上から 表面のエンボス加工

斜めから 表面のエンボス加工

エンボス加工もしっかり入っています。 カードの紙としての違いは通常版とHolographic Gilded版では特になさそうです。

ファンもきれいに広がります。

カードの側面

さあ、ここからがHolographic Gilded版の本領発揮の部分になります。

側面をさっそく見るとこのデックが特別な処理がされていることを実感できます。

見る角度を変えると、キラキラと七色に変化する様子を見ることができます。 プリズムのように、入ってきた光を様々な色に変化させるエッジ加工です。 一体どんな技術を使えば、こんな加工が実現できるのでしょうか。

光の下で、角度を変えながら見ているだけで時間が経つのを忘れてしまいます。

側面

もちろんですが、カードの側面にケバ立ちやザラザラした感触はありません。これは見れば明らかですね(笑) 特殊加工の効果もあって、側面はとてもツルツルしています。

カードの薄さ

薄さ

エッジの加工が特殊だと、紙も分厚かったりするのかな?と思いきや、そんなことはございません。 通常のBicycleと同じ厚さで作られています。
(通常版のFuture Barの方も、厚さはBicycleと同じです)

総評

総評としては以下の感じです。
※星はレベルが低いという意味ではありません。またこれらはすべて個人の見解です

  • 価格 - ★★★★★
    • こちら少し製造に手間がかかっていることもあり、3,960円と少しお高めです。しかし、同様の加工がされているBicycle Prism Gildedと比べると、むしろ安いと感じます。このような特殊な加工をすると、どうしても値段がかかってしまうのはある種仕方のないことだと思います。ただ、個人的には価値のあるデックだと思います。
  • 薄さ - ★★★☆☆
    • 通常版と同じで、Bicycleと同じ薄さです。
  • コシ - ★★★☆☆
    • こちらも通常のBicycleと同様。硬すぎず柔らかすぎず、です。ただエッジが加工されている分、端っこの感触は少し固めに感じます。カードを弾いたりすると、それを感じやすいです。
  • 滑り - ★★★★☆
    • こちら問題なく滑ります。エッジの加工は特に滑りには影響を与えていないことが分かります。ファンもきれいに広がります!
  • ファローのしやすさ - ★★★★☆
    • ファローは入りやすいです。エッジの加工の関係上なのか、ひっかかりは感じません。ただ、加工によりエッジがとても硬くなっている関係で、いつもとファローをする感覚は異なってくるかともいます。入りやすいが、感覚は違う。
  • カットの方向 - 表
    • おそらくトラディショナルカットです。おそらく、といったのは加工の影響で裏表どちらでも入りやすいからです。わずかに表のほうが入りやすいので、おそらくトラディショナルカット。
  • 指先でのカウント - ★★★☆☆
    • これは今までと全く感覚が異なってきます。普段触り慣れている紙のカードと同じ用にエッジをなぞるとカードの捉え方はおそらく印象が変わるのではないでしょうか。もちろん、ピンキーカウントは問題なくすることができますが、なれるまでは少し時間がかかるかもしれません。逆にこちらのほうがやりやすいという方も中にはいるかも。カードの感触は固くなりますが、エッジが際立ってカードを捉えられます。

おわりに

紙の表面と裏面が細かくデザインされたこのFuture Barですが、なんとHolographic Gilded版では加えて「側面」もデザインがされています。

筆者が普段トランプを買う時は、使いやすさとデザインの両方をイメージしながら買うことが多いです。 しかし、このデックはデザインだけで「買いだ!」と即決した珍しいタイプです。 というよりかは、このデックをマジックに使うのはさすがに勿体ないという思いが勝ってしまいます(笑)

Bicycleとしての基本的な性能を携えているのはそうなのですが、エッジの加工の関係上カードを触ったときの感覚というのは少し違ってきます。 もちろん、このデックでマジックをしたらきっと派手な印象を与えられるでしょうし、色んな意味でインパクトを与えることは間違いなしです。

コレクションとして眺めるのも良し、なにか特別な時に出してきて使うのも良し。 きっと買った人にとって、スペシャルな存在になってくれることは間違い無しな気がします。

本根さんもインタビューの中でおっしゃっていましたが、色んな選び方・使い方があるのがトランプの魅力だと筆者も思います。
気になった方は以下から購入可能なので、ぜひ覗いてみてくださいませ!

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